おもちゃのルーツをたどったドイツ旅①

先日まで10日間ほどドイツに行っていました。

実家のおもちゃ屋の商品の多くがドイツ産のため、かねてから訪れてみたい国でした。今回まとまった休みが取れたため、後先考えず飛行機を予約しました。ケルン大聖堂など有名な観光地にももちろん行きましたが、もっぱら様々な街のおもちゃ屋さんや雑貨屋さん、クラフト屋さん巡りをしていました。



こちらはヴュルツブルクで見つけた個人経営のかわいいおもちゃ屋さん


ローテンブルクの世界的に有名なクリスマスショップ。品ぞろえがすごい。


いろんな作品を見ているうちに、買い物ばかりしてないで作品の産地まで行ってしまえばいいじゃない、とふと思い立ちました。ドイツの良質な木のおもちゃのは、ザイフェンというチェコとの国境の山間の村で作られています。

行こうと思い立ったとき、私がいたのは南部のヴュルツブルク。道中列車を乗り間違え、明かりひとつない廃墟のような街で1時間半バスが来なかったりと、いろいろありましたが10時間かかってなんとかザイフェンにたどり着きました。



ザイフェンの交差点の標識。かわいらしい作品が村のいたるところに。


ザイフェン村の人口は3000人ほどですが、7割の方がおもちゃ作りにかかわっているということです。19世紀末までは炭鉱で栄えた街ですが、産業のの陰りからおもちゃ産業へ移行していきました。近隣に豊富にあった木材をいかし、採掘時の技術を木の加工に生かすなどの工夫を凝らし、おもちゃの村として発展を遂げたそうです。

村には数え切れないほどのおもちゃの工房や販売店があり、工房も気軽に見学させてもらえました。その模様はまたpart2.でお伝えします。


いかろす

0コメント

  • 1000 / 1000