10月にドイツのザイフェンで買ってきた作品の紹介です。
工房や作業風景を見せていただいた、ホフマンさんのSpanbaum(直訳すると、削り木のツリー?)です。20cmほどの大きさで、8€くらいでした。
生産地のエルツ山脈近辺は古くから木工が盛んな地域ですが、このSpanbaumはその中でも、最も歴史が長い木工品の一つと言われています。まっすぐに成長したシナノキ(西洋菩提樹)が材料として使われます。シンプルなつくりの作品ですが、木の切り出しから削りの工程まで非常に繊細な作業が求められるため、習得までにはかなりの期間と鍛錬が必要とされます。
工房を見せてくれたAndreas hofmannさん
左側に写るのが1mほどの作品。だいたい2時間くらいで作られるとのこと
ザイフェンの中心部からも1kmほど離れた、8畳くらいの小さな工房で黙々と作業されていました。孤独でもあるけれど、静かな時間が流れる空間でした。言葉がほとんど通じなくとも快く招き入れてくれ、おまけに写真まで撮らせてくれたホフマンさんに感謝。おじゃましました。
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